徹底した滅菌対策
当院では、患者様さんに使用する治療器具の滅菌処理に特に力を入れています。治療器具は患者さんのお口に入るものなので、当院では滅菌処理せずに器具の使い回しは一切しません。
当院で使用するClassB滅菌とは
当院で使用している滅菌器(オートクレーブ)は、ヨーロッパ基準(EN13060)で最も厳しい基準をクリアしたクラスB滅菌器です。
厳しい基準をクリアしたクラスB滅菌器は「あらゆる種類の被滅菌物を安全に滅菌することができる」ものになります。
滅菌前、乾燥時に数回の真空状態を作り、あらゆる種類や形状の滅菌が被滅菌物を滅菌します。
滅菌した器具は滅菌パックで保存します
治療器具を滅菌処理後、即座に滅菌パックに入れ保存をします。
治療直前に滅菌パックから器具を取り出すので、器具の滅菌性は最大限保たれます。
治療ごとにクリーンな環境を整えます
当院では、きれいな手指で治療にあたるため手洗い場で一回ごとに手を洗い、清潔なグローブでの治療を行うために使い捨てのものを毎回交換しクリーンな環境を整えております。
昔の歯科医院では、グローブをしていない歯科医師も多くいました。現在、グローブを常時使用している歯科医院は約85%だそうです。しかし、患者さんごとに新しいグローブに交換している歯科医院は、わずか8%以下だそうです。
つまり、ほとんどの歯科医院ではグローブを使い回すという事実・・・
他の人の治療に使ったグローブを、あなたの口の中にも入れているという現状・・・
グローブを着用した手を洗ったり、消毒液に浸したりはしているかもしれませんが、それだけでは治療で付着した菌や血液・唾液は、完全には取り除けません。それ以前に「グローブの使い回し」と聞いて、多くの方は「生理的になんか嫌だな」と感じられるでしょう。唾液などに含まれる細菌やウィルスが、歯科医師等の医療従事者の手袋を介してあなたにうつってしまう「院内感染」の危険性があります。
経営者と立場で考えると、コストが高くつくと感じてしまう院長が数多くいるはずです。しかし、歯科医師として医療従事者として滅菌、消毒を重視することは医療現場として当然と考え、各治療の手指消毒、各治療のグローブの交換、治療毎の器具滅菌の徹底化を実践致します。